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技能実習制度の歴史


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ジンくん
最近ニュースとかで「技能実習制度」を
耳にするんだよね。技能実習制度ってやっぱり問題が多いのかなあ。
トルちゃん
そうね、ニュースで起きていることは真実よ。
でも、対応策が取られている課題もたくさんあるわ。
ジンくん
へえ~そうなんだ!
今と昔とじゃ技能実習制度も変わっているのかな?

どのように過去の課題への対策が取られてたんだろう?
そもそも技能実習制度の歴史すら分からないや...
トルちゃん
疑問がたくさんだね!
今回はそんな疑問に答えます!

①技能実習制度の始まり

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トルちゃん
以下の画像は、技能実習制度のこれまでの変遷だよ!

技能実習制度の始まり

技能実習制度の始まりは、1990年の入管法成立がきっかけで始まったといわれています。

当時の目的も現在と大きく変わらず、「高度な技術を持つ人材の輩出を通し経済発展に貢献すること」であり、国際貢献の意味を持っていたとされています。


ジンくん
え!結構昔からある制度なんだ。
トルちゃん
そうよ。目的は今と変わらないけど制度自体は結構違いがあったんだよね。
ジンくん
どのような点で違っていたの?

現在の技能実習制度との違い

・「研修」という活動を伴う在留資格が新たに作られ利用されていた

・期間は「研修」の在留資格では1年のみしか行われなかった

・在留資格の影響で、技能実習生は「研修生」として扱われた


トルちゃん
結局、研修という在留資格が当時の問題であったといわれているの。
ジンくん
え?この在留資格が?
トルちゃん
そう!実は、
「研修生」扱いだった外国人労働者は労働関連の法規が効かなかったの...
ジンくん
研修生の保護ができなかったんだね。
トルちゃん
最低賃金以下の労働をしていた外国人労働者もいたみたいよ。必ずしも全員ではない上、時代というのもあるけど当時は相当深刻だったそうね。
ジンくん
ここからどのように変わったのかますます気になるなあ。

②入管法改正による変化


以上の課題を受け、政府は2010年に技能実習制度の改正を行います。

この改正のおかげで、新たに在留資格「技能実習」を作り、「労働者」として技能実習生を扱うことができるようになります。

更に、期間も「技能実習生1号(1年)」と「技能実習生2号(2年)」3年に延長されました。


ジンくん
これで在留資格による課題が解決したんだね!
トルちゃん
うん!外国人は、労働者扱いでありながら「技能実習生」でもあるわけだからこの改正の際、政府は様々な仕組みを作ったのよ!

改正による変更点

・入国後の1か月は座学講習が設けられる

監理団体が技能実習生の受け入れを監理し、巡回などの業務拡大

・受け入れ停止期間や不正行為への罰則強化


ジンくん
監理団体がいることで、各企業の労働環境の透明化もはかれるようになったんだね!
トルちゃん
うん!この改正によって様々な問題は改善されたの。でも、皆がニュースで見るような様々な問題が起きてしまっている時代でもあるわけね。
ジンくん
具体的にどんな問題があったんだろう?

③当時の技能実習制度の課題

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技能実習制度の課題

企業
 -失踪しないよう携帯電話・パスポートを取り上げる
 -最低賃金で多くの残業を強いる
 -劣悪な住環境の提供

外国の送り出し機関
 -劣悪な対応
 -実習生や家族に余分に金を請求し借金をさせる
 -外国人技能実習生に失踪を勧める

日本の監理団体
 -実習生や企業との相談業務・巡回業務の怠慢


ジンくん
改正してもまだまだたくさんの問題が起きてるね。
トルちゃん
送り出し機関や監理団体の質が担保できなかった為、このような問題が特に起こったといわれているわ。
ジンくん
近年でこんな問題が水面下で起こっているなんて考えられないや…
トルちゃん
ええ、この問題は受け入れる側として重く受け止める必要があるわ。現在はこの問題に対して多くの策も取られているのでそれも紹介するね!

技能実習制度の現在


①二国間取決めの新設


現在、政府は外国の送り出し機関の質を担保するため、より技能実習を適切に行うため複数の送り出し国との間で二国間取決めを結びました。

具体的には、日本からの監理団体の許認可についての報告や、送り出し国の送り出し機関の認定人権侵害をしないこと等が記載されています。


ジンくん
これができることによって何が改善されたの?
トルちゃん
送り出し機関は両国の政府からの認定を受けない限り実習生を送り出すことができなくなったりしたんだよ。
ジンくん
じゃあ、既に劣悪な対応をしていた海外の送り出し機関は、その時点で送り出すことができなくなったんだね。
トルちゃん
そう!このような取り決めは、現在以下の国で結ばれています、良ければ見てみてくださいね。

送り出し国一覧

()内は二国間取り決め締結日

ベトナム(2017年6月6日)

カンボジア(2017年7月11日)

インド(2017年10月17日)

フィリピン(2017年11月21日)

ラオス(2017年12月9日)

モンゴル(2017年12月21日)

バングラデシュ(2018年1月29日)

スリランカ(2018年2月1日)

ミャンマー(2018年4月19日)

ブータン(2018年10月3日)

ウズベキスタン(2019年1月15日)

パキスタン(2019年2月27日)

タイ(2019年3月27日)

インドネシア(2019年6月25日)

参考元:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000180648.html


「技能実習法」の立法

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更に、2016年に政府は、「外国人技能の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」を作成しました。この法律には、監理団体の条件や技能実習計画の認定、罰則等について詳細に記載されています。


ジンくん
通称「技能実習法」
トルちゃん
技能実習法により、監理団体の政府からの許可や認定はより厳しくなって監理団体の質が以前より担保されるようになったの。
ジンくん
へえ~!法律があるとないとじゃ大違いだよね。
トルちゃん
更に、法律によって「外国人技能実習機構」という組織もできたよ!
ジンくん
政府が作った組織だよね?その組織はどんな業務をしているの?
トルちゃん
技能実習計画の認定や、監理団体の報告要求、更には技能実習生の相談援助なども行ってるの!
ジンくん
すごい!監理団体の報告は、監理団体が業務をきちんと遂行しているかどうか知るためには非常に重要だね。

今後の展望

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ジンくん
ここ数年でたくさんの改正をしていることが分かったよ!じゃあ、現在はほとんど技能実習生による問題は起こっていないの?
トルちゃん
残念ながら、そうはいっていないの。先ほど挙げた課題が改善されていない部分もあるわ。それに、技能実習生の受け入れ数は増えているからね。
ジンくん
そうなんだ…制度云々もあるけど、受け入れる監理団体や企業側がいかに「クリーン」に技能実習生の受け入れができるかが大きなカギになるだろうね。
トルちゃん
そう!世界中には、日本で暮らしたい人や高度な技能を得たい人が本当にたくさんいるの。

「技能実習制度」は、そんな外国人が日本で暮らせる唯一のチャンスなんだよね。

実際日本で働けて楽しかった!って帰国する技能実習生もたくさんいるのよ!
ジンくん
素敵だね!僕たちは、「技能実習生」と「受け入れ企業」双方が幸せになれる受け入れ方法を、もっと考える必要があるね。
トルちゃん
うんうん!そのためには、受け入れる前に「何がしてはいけないこと」なのかしっかり学ぶ必要があるね!

まとめ


☆1990年に技能実習制度が始まり外国人労働者「研修生」として日本で技能を得ていた

☆2010年に入管法が改正し「労働者」として働けるようになり、監理団体の業務が拡大

☆二国間取り決めが結ばれ、送り出し機関の認定が必須になる

☆2016年に「技能実習法」が立法され監理団体の業務や許可などが厳格化され「外国人技能実習機構」も設立された



ジンくん
歴史や背景も知れて、更に技能実習制度について知りたくなったよ!
トルちゃん
ジンくん良かった!これからどんどん技能実習制度について学んでいけたらいいね!


参考元
https://www.otit.go.jp/about/
https://elaws.e-gov.go.jp/
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000180648.html
http://www.econ.kobe-u.ac.jp/activity/graduate/pdf/331.pdf
http://iminseisaku.org/top/conference/conf2017/MS-3_Kamibayashi.pdf
http://www.moj.go.jp/content/000122099.pdf

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