目次
●技能実習生受け入れの流れ
技能実習生を受け入れる流れは一般的に以下の通りになります。
今から、具体的なプロセスと受け入れ最中に企業側がおこなうことをと徹底解説していきます!
①技能実習受け入れまでの事前準備
受け入れ方法は、【企業単独型】と【団体監理型】の2種類におおきく分けられます。しかし、受け入れを検討する方の97%は【団体監理型】を利用して、技能実習生の受け入れを行います。
技能実習生を受け入れるためには、「監理団体(事業協同組合 等)」に加盟する必要があります。多くの手続きや作業が存在する為、技能実習生を入国させるまで約半年~1年ほど期間を要するといわれています。
1.技能実習生の募集条件の打ち合わせ・組合申し込み等の必要書類作成
2.現地にて候補生徒の面接(オンラインの可能性もあり)
3.外国人技能実習機構への「実習計画書」の申請
技能実習を行わせようとする者(実習実施者)は、受け入れる技能実習生ごとに技能実習計画を作成し、その技能実習計画が適当である旨の認定を外国人技能実習機構から受けなければなりません。
技能実習計画とは?|行政書士オフィスエム
<記載書類>
申請者の氏名・住所、法人の場合はその代表者氏名・法人の役員の氏名・技能実習を行う事業所の名称・所在地・責任者氏名・技能実習生の氏名・国籍 等の基本情報
<添付書類>
申請者の概要書・登記事項証明書・役員の住民票の写し・直近2年度の貸借対照表の損益計算書・法人税の確定申告書・納税証明書 等 計24書類
<申請時期>
審査期間:1~3か月程
申請推奨時期:1号技能実習の開始予定日の4か月前まで
②技能実習生入国から配属まで
技能実習生は入国後、組合による法定講習を一か月ほど受ける必要があります。こちらは厚生労働省からの法令で義務付けられています。
●日本で生活をするための習慣や文化
Ex):「ごみ捨ての仕方」「交通ルール」「消防訓練」等
●コミュニケーションのための日本語会話
●働くための専門知識
Ex):「介護業界の用語に特化した講習」等
●労働法や入管法などの知識
Ex):「技能実習法」「入管法令」「労働関係法令」「その他法的保護に必要な情報」
③技能実習中(1・2・3号)と帰国
技能実習生の実習期間は、主に以下の3つに分かれています。
技能実習1号イ,ロ―1年間
技能実習2号イ,ロ―2年間
技能実習3号イ,ロ―2年間
●企業が技能実習生受け入れ中に行うこと
企業が技能実習生受け入れ中に行うことは「技能検定」「在留資格更新」「在留期間変更」の3つです。
技能検定
技能実習制度における技能実習生に対する修得された技能等についての認定に活用されるものとして、随時に実施する2級、随時に実施する3級及び基礎級(以下「随時試験」という。) を設定し、実施しています。
引用元:技能実習生等向け技能検定の概要|厚生労働省
技能検定とは、以上の目的により行われるもので実習生が次の号に移行する際に必要な検定のことをいいます。
<内容>
技能検定職種ごとの実施試験と学科試験
<等級区分と対象者>
等級区分 | 対象者 |
---|---|
随時2級 | 当該職種に係る技能実習3号の修了予定者(当該職種に係る3級の実技試験に合格した者に限る。) |
随時3級 | 当該職種に係る技能実習2号の修了予定者(当該職種以外の職種の基礎級に合格した者を含む。) |
基礎級 | 当該職種に係る技能実習1号の修了予定者 |
<申請方法>
組合が主体的に行います
在留資格更新・在留期間変更手続き
●期間を延長できる?特定技能への移行とは
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【参考元】